一般の数は10進法なのに、時計(時間)はなぜ12進法なのか。
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時計が12進法なのは、古代バビロニア文明に起源があります。
●天文学に基づく12進法
約30日で月の満ち欠けが1サイクルし、それが12回繰り返すと再び同じ季節が巡ってくるため、古代バビロニア人は、1年を12ヶ月、1昼夜を12時間に分ける12進法を採用したと考えられています。
●12は便利な数字
12は1、2、3、4の公倍数であり、当時の数学体系にも取り入れやすかったため、様々な場面に応用しやすい利点がありました。
●歴史的影響
バビロニア文明の影響を受けた古代エジプトやギリシャ、ローマ帝国でも12進法が受け継がれ、現在の時計にも受け継がれています。
●10進法との比較
確かに、10進法の方が日常的に使いやすく、論理的にも優れています。しかし、時間という概念は古代から存在しており、当時の人々にとって12進法は理解しやすく、実用的な方法だったのです。
●現代における12進法
現在でも、12時間表記は世界中で広く使われており、24時間表記が主流になっている地域でも、12時間表記が日常的に使われる場面も多く存在します。
●文化的な影響
12進法は、時間だけでなく、12星座や12ヶ月など、様々な文化や習慣にも影響を与えており、現代社会にも深く根付いています。
●結論
時計が12進法なのは、古代バビロニア文明に起源を持つ歴史的な理由と、12という数字が持つ数学的な利便性などが複合的に影響した結果と言えるでしょう。