泳ぎ続ける魚

大型の回遊魚は死んでしまわないように一生泳ぎ続けます。今回は、大型の魚が泳ぎ続けなければいけない理由を解説したいと思います。泳ぎ続けるのはいくつかの理由があります。1つ目は十分な酸素を取り込むため。2つ目は沈んでしまわないようにすることです。
マグロやカツオは他の魚のようにエラから空気を取り入れることが出来ません。そのため常に口を開けながら高速で泳ぎ続けることによって、エラに水分を送り込み、水分に含まれている酸素を取り込んでいるのです。高速で泳ぎ続けているのはそれだけマグロやカツオが酸素を必要としているからです。そして、水の比重よりも重たい体を持つ大型の回遊魚は、泳がないと体が海の底に沈んでしまいます。それを防ぐためにも泳ぎ続ける必要があるのです。
それでは一体マグロやカツオは睡眠をいつ取るのでしょうか？一生泳ぎ続けなければいけないとなれば、気になるのは睡眠方法ですよね。彼らは完全に熟睡するといったことはなく、出来る限りゆっくりのスピードで泳ぎながら、半分は寝ているような感覚で泳ぎ続けているのです。そのため24時間365日、無休状態で動けるわけです。人間だったら絶対にできないことですよね。