固定資産税路線価と相続税路線価の違い
Posted on by a6n29k8h4q
固定資産税路線価と相続税路線価の違い
「固定資産税路線価」と聞くと、一般的には相続税で使用される路線価を想像する方が多いかもしれません。
しかし、実際には固定資産税路線価と相続税路線価は異なる数値を持っています。
相続税路線価は、相続税を計算するために必要な数値であり、その金額自体も固定資産税路線価とは異なります。
相続税路線価の参考とされるのは、公示価格の80%です。
一方、固定資産税路線価の参考は公示価格の70%です。
このように、両者は算出の基準が異なるため、固定資産税路線価を調査する場合は相続税とは別の視点で考える必要があります。
参考ページ:不動産購入後の固定資産税路線価の調べ方や相続税路線価との違いについて解説!
固定資産税路線価の調べ方
相続税路線価とは異なり、固定資産税路線価は市町村(東京都では23区)が算出しています。
実際には、固定資産税路線価以外にも公示価格や実勢価格(時価相場)、都道府県地価調査価格など、土地の価格を表すさまざまな数値が存在しますが、これらは全て異なる価格を示しています。
固定資産税路線価を調査する方法として、一般財団法人資産評価システム研究センターが提供している全国地価マップを利用することができます。
以下では、この全国地価マップでの固定資産税路線価の調べ方を紹介します。
まず、一般財団法人資産評価システム研究センターの全国地価マップのウェブサイトを開きます。
検索エンジンで「一般財団法人資産評価システム研究センター」または「全国地価マップ」と検索し、サイトにアクセスします。
サイト内にある掲載マップ一覧から、「固定資産税路線価等」という項目をクリックします。