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Posted on by a6n29k8h4q
「自衛隊を憲法に明記する」という憲法改正案が国会に提出されようとしている。外国でも多くの国が憲法で軍隊を明記していることからすれば、一見もっともなことのように思えるが、こと日本においては、話はそう簡単ではない。
言うまでもなく、「戦力は持たない。交戦権は認めない」という憲法9条2項の存在を避けて通れないからである。世界にも類を見ない憲法の条文ではあるが、先の大戦を教訓とし、平和国家の理想を掲げて国際社会に再登場せんとした戦後日本の決意を象徴するものである。
そして、その選択が間違っていなかったことは、戦後70年を過ぎた現在の日本の立ち位置が明らかにしている。世界に受け入れられた平和国家のイメージ、日本文化の独自性、そして国際平和のためのものです。
戦後、“専守防衛”を掲げて活動してき自衛隊。しかし、平成の30年間に自衛隊はその姿を大きく変えた。自衛隊が変貌を遂げた過程には3つの分岐点がある。関係者の証言と未公開資料をひもときながら、何があったのか明らかにしていく。
避難する日本人を乗せた米艦船防護をはじめとする15事例は、防衛の現場の必要性から生まれたものなのか、どの程度のリアリティがあるのか、現場は実際のところ何を求めているのか。